南海トラフ巨大地震に伴う津波被災に備えようと、日向海上保安署は今月20日
日向市の細島商業港周辺で災害対応訓練を実施しました。
同署や市、警察や消防、漁業関係者など約70人が参加しました。
被災者の救助や避難周知・誘導の手順や関係機関との情報共有
連携の在り方などを確認しました。
訓練は四国沖を震源とする震度6弱の地震が発生し、気象庁から九州東岸に
大津波警報が発表された-という想定で行われました。
まず岩場で釣りをしていた数人に対し、海上保安庁のヘリコプターが
サイレンを鳴らしながら至急避難するよう呼び掛けました。
続いて津波の引き波にさらわれ、がれきにつかまって漂流していた住民1人を
巡視艇「
ほこかぜ」が救助。ヘリに引き上げ、近くの海岸で
待機していた消防に引き渡しました。
また漂流している漁船のえい航訓練も行いました。
巡視船
ほこかぜ↓
訓練後、室屋署長は「
災害はいつ起こるか分からない。万が一に備えた動きを
考えて訓練することは関係者にとって重要」と話していました。
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