日南学園高校は18日、
野球部内で部員間の暴力行為があったとして、
20日に開幕する秋季九州大会(第135回九州大会)県予選への出場を辞退すると
発表しました。
同日、同校から県高校野球連盟に辞退届が提出され、受理されました。
同予選は来春の選抜大会につながる大会で、同校の選抜出場は絶望となりました。
同校の藤原校長によると、8月5日午後、野球部寮内の風呂に入浴していた
1年生部員が2年生に平手で胸を押され、壁に頭をぶつけました。
1年生は右眉の上を4針縫うけがを負ったといいます。
当時3年生と監督、部長らは夏の甲子園大会に出場するために大阪にいました。
寮に残っていた副部長は自主練習中のけがと報告を受けていましたが、
今月12日に部長らが行った個別面談の中で事実が判明しました。
その後の部員への調査で、8月上旬から9月上旬までの約1ヶ月間に、
それぞれ別の生徒間で「
寮の決まりを守らなかった」「
集合時間に遅れた」などを理由に、
さらに3件の暴力行為が確認されました
いずれもけがはなく、退部した生徒もいないといいます。
同校は15日に県高野連に報告。
藤原校長は「
注意だとしても行き過ぎており、
複数あったことなど総合的に考えて大会辞退を決めた」と話しました。
今後、日本学生野球協会からの処分を待ちます。
同校は8月末の県新人大会で準優勝し、秋季大会の第2シードを獲得しました。
昨秋、今春に続き3季連続の九州大会出場が懸かっていました。
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