宮崎市の宮崎神宮で5日、
御神田に実った稲穂を収穫する抜穂祭(ぬきほさい)がありました。
宮崎農業高の生徒6人があかねだすきに、すげがさの刈女(かりめ)姿になり
黄金色に輝く稲穂を刈り取りました。
抜穂祭には同神宮の氏子ら約60人が参列しました。
同神宮の黒岩権宮司が祝詞を上げ、みこが式神楽を舞った後、
一列に並んだ生徒6人は約200平方メートルの御神田前へ。
御神田を管理する田長が「
抜穂始めませ」と声を発すると、
生徒は鎌を使って丁寧に刈り取り、一束ずつ御神田の前に集めました。
稲は6月の御田植祭で生徒が手植えしたヒノヒカリで、
同神宮によると、収穫量は約70~80キロになるといいます。
同校2年の青木さん(16)は「
今年は天候不純だったので心配していたが、
稲がうまく育って良かった」と笑顔を見せました。
収穫した稲穂は約10日かけて干し、
11月23日に同神宮で行われる新嘗祭(にいなめさい)に奉納します。
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