台風19号が横断した県内の陸海空の交通ダイヤは大きく乱れました。
県によると、県内各地で普通期水稲が倒伏などしましたが、
農作物への深刻な被害は確認されませんでした。
台風が最接近した13日は宮崎空港発着の航空便計54便のほか、
宮崎港と神戸港を結ぶ宮崎カーフェリー、延岡市浦城-島浦の日豊汽船も全便が欠航。
県内を走る普通・快速列車は始発から運転を見合わせ、特急、観光列車も計52本が運休。
午後8時すぎまでに全路線が通常運行に戻りました。
14日も空の便は羽田、名古屋発の3便が欠航しました。
降雨の影響で12日から前面通行止めとなっていた
宮崎自動車道都城インターチェンジ(IC)-宮崎IC、
東九州自動車道清武IC-清武南ICでは、13日午後3時から規制を解除しました。
倒木のため12日から前面通行止めだった
宮崎市高岡町五町の国道10号唐崎トンネル付近は、
13日午後9時ごろから片側交互通行となっています。
県営農支援課には14日までに、西臼杵地区で収穫を控えた稲が4割近く倒れるなどの
被害が報告されました。
えびの市池島の有島さん(52)の約9ヘクタールの水田では約0.7メートルが
完全に倒伏してしまいました。
有島さんは「
一帯の7割ほどの稲が倒れている。
すぐに収穫できれば品質にほとんど影響はないが、作業は手間取る。
天気のことなので仕方がないとはいえ、この時期の台風は本当に痛い」と
苦り切っていました。
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