都城市内の消防団詰め所から市所有の消防自動車を盗んだとして
鹿児島県警薩摩川内署は1日、住所不定無職、堂之下容疑者(27)を
窃盗の疑いで緊急逮捕しました。
逮捕容疑は、10月31日午後4時ごろから11月1日午前8時ごろまでの間、
都城市宮丸町にある市消防団第3分団第10部詰め所から、
消防用の小型動力ポンプ付き積載車1台を盗んだ疑いです。
同署によると、堂之下容疑者は鹿児島県薩摩川内市内で盗んだ消防車を運転中に
脱輪事故を起こし、自ら110番通報して発覚しました。
呼気からは微量のアルコールが検出されたといいます。
動機などは捜査中としています。
都城市によると、1日午前7時半ごろに同署からの連絡で事実を把握。
その後、市職員が詰め所の窓ガラスが割られているのを確認しました。
車両はシャッター付きの車庫に止めてあり、
車庫は施錠されていましたが、車両の鍵については不明といいます。
事件を受けて市は防犯対策の検討会議を近く開く予定です。
市危機管理課の羽田野課長は「
もし近くで火災が起きた時に消防車が無ければ、
初期消火に影響を与える可能性もあった。消防車の管理や防犯に気を付けるよう、
各消防団に注意を呼び掛けたい」と話していました。
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