高鍋町の小丸川河川敷広場で11日あった同町消防団(矢野博彦団長、250人)の
始め式に中学生が参加し、通常点検を披露しました。
地域防災の担い手として、役割を理解してもらおうと、今年初めて取り組みました。
きびきびとした動作が来場者からも好評でした。
成果を披露したのは高鍋東中バレー部11人と高鍋西中ジュニアラクビー部21人。
児湯郡では消防団始め式に中学生が参加する自冶体が多く、
団員が減少傾向にあり、条例定数285人を
割り込んでいるために実施しました。
生徒たちは昨年12月から部活の合間に訓練。当日は2例に隊列を組み、
「右へ倣え」「前列4歩前へ進め」「7歩前へ進め」など、
指揮者の号令に合わせて機敏な動きを
見せていました。
指揮者を務めた高鍋東中2年長友綾香さん(14)は「前に進んだり、
止まったりするタイミングが難しかったです。
団員の方は仕事もある中で活動をしています。
自分たちもその姿勢をまねして一生懸命勉強したい」と意欲。
ジュニアラクビー部キャプテンの木下泰亮君(14)=2年=は「かなり緊張しました
手を体側につけるなど、息を合わせて、細かい点に注意したが、
大人の団員は、自分たちよりきびきびしていて
すごかった」と感心していました。
中学生の点検長を務めた矢野団長(45)は「感無量。行事やテストの合間に、
あそこまで訓練するのは大変だっただろう。将来入団するのは別として、
世の中の役に立とうとする大人になってほしい」と
エールを送っていました。
宮崎日日新聞1月17日より抜粋
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