都農町の農業生産者が集まり農の課題や将来像について議論する意見交換会が
15日、同町役場でありました。
町農業委員会(土工武徳会長)主催で若手、新規就農者にも初めて参加を呼びかけて開催。
環太平洋連携協定(TPP)などで激動する地域農業の在り方意見を
出し合いました。
以前は同委員会と認定農業者協議会、行政関係者らで実施していたが、
将来を担う生産者からも幅広く意見を聞こうと新規就農者や
JA尾鈴青年部、町SAP会議「銀杏会」に参加を
呼び掛けています。
冒頭で土工会長が「いろいろな苦労話、要望があると思うので話してほしい」と
訴えました
会では町から農地集積や農業法人化、市場開拓の施策について説明があり、
農業者らが農地取得のマッチングや労働力確保の
難しさなどについて議論。
新規就農者や若手農家からは「行政で農作業の人材バンクをつくってほしい」
「新規就農者が農地や農業に適した住まいを見つけやすくしてほしい」などと
意見が挙がっていました。
3年前に静岡県から同町駅前に移住して新規就農した藤野信之さん(54)は
「就農の実情を知ってもらい、施策に誤りがないか確かめる場として会が
開催されるといい」と話していました。
宮崎日日新聞1月20日より抜粋
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