新富町の商工業者らでつくる「しんとみふるさと神話勉強会」(中下和幸会長)は
19日、神話伝承について学ぶバスツアーを開きました。
地域の歴史や文化について知識を身に付け、観光客のおもてなしに
生かすことが目的です。会員ら16人が、神武天皇に
ゆかりがある町内外の5神社を巡りました。
ツアーでは、神武天皇の父にあたるウガヤフキアエズノミコトが祭られる
鵜戸神宮(日南市)、皇居跡とされる皇宮神社(宮崎市)を
訪ねた後、町内のある湯之宮、舩津、下富田神社を
順に巡りました。
そのうち同町新田にある湯之宮神社では、近くにある神武天皇の湯あみ跡や開花を
間近に控えた座論梅も見学しました。
「湯之宮という地名は鎌倉初期の文献にも登場する」「明治4年までは湯之宮権限として
祭られていた」などと同行した町職員が説明すると、参加者は
熱心に耳を傾けていました。
企画した会員の新富町富田、飲食店経営吉田文恵さん(47)は
「本だけでは分からない現地の厳かな雰囲気を
体感しました。
訪ねた先々で直接、地元の人にいわれを聞くことができ、
より深く学ぶことができた」と話していました。
宮崎日日新聞1月21日より抜粋
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