日南市家畜防疫演習は30日、市防災公園などで初めて開催されました。
市職員や県の担当者ら計約120人が参加。
高病原性鳥インフルエンザの市内発生を想定し、発生現場での対応演習や
情報連絡体勢の確認などを行いました。
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市内での同病発生がこれまでにないため、現場での対応などに少しでも慣れる目的で開催。
同市では発生時、現場で初動防疫に当たる現地対策班5班を職員100人で組織。
演習には各班の代表者30人が参加しました。
同市農政課の日高課長は「
鳥インフルエンザは昨年末から県内2例、
県外3例が発生し、いつどこで発生してもおかしくない状況。
市内では58農場で77万羽が飼育されており、
発生がなくなる5月までは油断できない」とあいさつしました。
宮崎家畜保健衛生所の担当者が、
鶏種によって殺処分の手順に違いがあることなどを説明しました。
実地演習では市職員らが防護服の着脱や、動力噴霧器を使った車両消毒などを体験。
鳥に見立てた砂袋を大型のバケツに入れて荷台で運び、ボンベでガスを注入するなど、
殺処分の流れなどを学びました。
同日は同市家畜防疫対策本部が移動・搬出制限区域の確認、
家畜保健衛生所とのやりとりなどをする机上訓練も同市役所で行いました。
宮崎日日新聞 1月31日より抜粋
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