1月29日に串間市の都井小で伝統的な和楽器である
三味線、尺八、琴の世界に触れる「伝えよう日本の音楽」がありました。
全校児童は、3人のボランティア奏者が奏でる音色に耳を傾け、
三味線、琴の演奏を体験しました。
日南文化芸術協会会長で田原絃匠道会主の田原宜輝さん、
「新尺八樂 風の会」大師範の中山強さん、
琴歴約40年で生田流の井上秀代さんが同校を訪問。
田原さんが三味線について「約700年前に中国でできた楽器。
ほとんどが曲がりにくいインドの紅木と犬の皮でできている」などと説明しました。
続いてアニメやゲームで人気の「妖怪ウォッチ」のテーマ曲を演奏し、
児童は歌ったり、踊ったりしていました。
その後、児童は田原さんから指の使い方などを教えてもらって三味線演奏を体験。
三味線に合わせ、地域に伝わる岬音頭も踊りました。
後半は尺八と琴の音色を楽しみました。
井上さんが「琴はとっても柔らかい音が出る。
人生が楽しくなるので、大人になってからでも弾いてほしい」と伝えました。
井上さんは「春の海」などを披露し、児童は真剣な表情で聞き入っていました。
三味線を弾いたのは初めてという5年生の神薗愛奈さん(11)は
「難しいと思っていたけど、簡単に音が出た。
演奏が妖怪ウォッチの歌だったので、分かりやすかった。
三味線に興味が湧いた」と喜んでいました。
宮崎日日新聞 1月31日より抜粋
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