えびの市は26日、泡を作って消火作業を行う新型の消防タンク車を
西諸広域行政事務組合消防本部えびの消防署に交付しました。
従来の消防タンク車の4、5倍の消化能力を持つもので、
同消防署は28日から運用を開始しています。
タンク車は「水槽付消防ポンプ車」で、コンプレッサーで水と消防薬剤に
空気を注入し泡状の消防剤を放出する機能を搭載。同消防署によると、
従来のタンク車は3、4分で水がなくなるのに対し、新型車は
15分ほど消火活動を行えます。さらに、泡状の消化剤は
水よりも蒸発しにくく、消化能力が高いといいます。
車両代など事業費は5497万円で、以前のタンク車の更新に伴い交付しました。
26日には同消防署で車両交付式を行い、村岡隆明市長が
車両の鍵を同消防署へ手渡しました。
岡元秋人消防署長は「管内には高速道路やトンネルなども多く、
車両火災にも効果を発揮することができる新型車交付は
ありがたい」と話していました。
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