「飫肥杉の父」ともいわれる飫肥藩士野中翁顕彰記念市売会は20日、日南市北郷町の
日南製材事業協同組合でありました。同組合主催です。愛知県や県内の
木材関係など約50業者が訪れ、次々と杉丸太を
競り落としていきました。
同日は地元産飫肥杉を中心に4500立方メートルを準備しました。最初に、同市の稲本龍生副市長が
競り人となり、威勢よく呼び掛けると、早速業者が入札書を差し出していました。
その後も、業者たちは積み上げられた丸太を品定めしながら、
競り落としていきました。記念式典もあり、関係者が
今年一年の業界活性化を願いました。
河野理事長は「住宅需要の冷え込みは心配だが、木質バイオマス発電の影響で
原木自体は期待が持てる」と話していました。
野中金右衛門は、植木方として飫肥杉植林に力を注ぎ、飫肥林業の礎を築きました。
同市売会は毎年この時期に開かれています。
(宮崎日日新聞 2月24日 抜粋)
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