宮崎市で2月に行われたプロ野球3球団の春季キャンプの来場者が延べ約72万人と、
過去最高に上がりました。
市スポーツランド推進室によると、福岡ソフトバンクホークスは33万3300人、
巨人は21万2千人、オリックス・バファローズは16万8140人でした。
同室は「
ことしからオリックスが加わり3球団になったことによる
相乗効果があったとみられる」と分析しています。
3球団のうち、来場者が最多だったソフトバンク
(生目の杜運動公園アイビースタジアム)は、2月1~26日のうち休養日を除くと
計21日間実施。
計22日間だった昨年の26万2400人を約7万人上回りました。
プロ野球日本一に輝き、新たに就任した工藤公康監督や9年ぶりに米大リーグから
復帰した松坂大輔投手などが話題を集めたことが要因とみられます。
根強い人気を誇る巨人
(KIRISHIMAヤマザクラ県総合運動公園サンマリンスタジアム宮崎)は
同1~15日のうち計13日間実施。
沖縄キャンプも行うようになった2011年春以降では最も多く、
計11日間実施した昨年の計18万4500人を約2万7500人上回りました。
沖縄県宮古島市から宮崎市へキャンプ地を移したオリックス
(清武総合運動公園SOKKENスタジアム)は、同1~26日のうち計21日間実施。
昨年の宮古島キャンプは計21日間で計1万1400人で、
ことしはその14倍に上がったことになります。
3球団のキャンプ地を結ぶために市が運行した無料バス「三球(thankyou)シャトル」は
土・日曜日と祝日の計8日間運行し、計4434人が利用しました。
同室の宮元室長は
「
オリックスは離島の宮古島から宮崎市に移ったことで、ファンは来場しやすくなり、
関西圏では宮崎市の露出が増えてPR効果も大きかった」と分析。
「
来場者が増えたため車が混雑して駐車場に入りづらいなど課題もある。
臨時駐車場を増やし、シャトルバスの運行方法を検討するなど、
来場者の受け入れ態勢をさらに強化したい」と話していました。
宮崎日日新聞 3月7日より抜粋
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