2013年に宮崎市街地のマンションで女性を殺害し、
遺体を損壊するなどしたとして、殺人と死体損壊・遺棄などの罪に問われた
同市吉村町、無職金丸真菜美(24)住所不定、無職阿部裕美(23)の両被告の
裁判員裁判第8回公判は19日、宮崎地裁で開かれました。
事件の中心人物とされる住所不定、無職東竜二被告(29)が証人として出廷しました。
ほとんどの質問に「
自身の裁判で語ります」などと話すにとどまりました。
東被告は開廷前に入廷。
黒のTシャツ、ジャージー姿で首辺りまで伸びた髪を後ろで結び、
じっと前を向いていました。
続いて金丸、阿部被告が証言台が見えないよう、仕切りが前に置かれた席に着席しました。
開廷後、検察側の「
被害者を知っているか」「
3人と暮らしていたか」との問いに
「
はい」と答えた東被告。
女被告2人や被害者への暴力などに質問が及ぶと、
低く小さな声で「
自身の裁判で語ります」と繰り返しました。
その理由を「
話したくないというより、まとまっていない。頭の中で整理できていない」
とも述べました。
金丸被告は顔をしかめ、阿部被告はうつむいてハンカチを握りしめて聞いていました。
証人尋問が始まって約5分、金丸被告が泣き叫んで取り乱したため審理が中断。
同地裁は約1時間50分後、金丸、阿部被告が在廷しない公判期日外であらためて
証人尋問を行いましたが、東被告は被害者らへの暴力、
事件の核心部分についての質問に答えませんでした。
同日の公判では金丸被告の母親の証人尋問や被告人質問なども行われました。
*3月19日の記事に関連記事が書かれています。
宮崎日日新聞 3月20日より抜粋
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