県教委は19日、県立高の入試手続きで、
宮崎市の女子中学生を志望していない学校の合格者とするミスがあったと発表、
謝罪しました。
途中で志願変更したにもかかわらず、変更前の県立高普通科受験者として扱ったため。
女子中学生は本来の志望校で再選考され、普通科に合格しました。
県教委学校政策課によると、女子中学生は当初、
同市内の県立高普通科系専門学科を第1志望に、
同校の普通科を第2志望にしていました。
後日、他校の普通科を第2志望に変更しました。
しかし、第1志望校では入試の合否を決める選考委員会の提出書類に、
女子中学生が志願変更したことが記載されていませんでした。
このため、同校普通科受験者として扱われ、同学科の合格者として発表されました。
県教委から合否結果の知らせを受けた中学校教員が異変に気付き、
第1志望校に問い合わせてミスが発覚しました。
県立高入試では、文科情報科や理数科などの普通科系専門学科を志願する場合は、
同じ学校か他校の普通科を第2志望とすることができます。
第1志望が不合格だった場合は入試の成績などが第2志望校へ送られ、
合否判定が行われる仕組みです。
同課の川越課長は「
第1志望校の入試担当者が、
志願変更がないものとして取り扱っていたようだ」と説明。
「
高校入試は一生を決める重要なもの。今回のミスで生徒に
精神的苦痛を与えてしまったことを深く反省し、原因究明を急ぐとともに、
再発防止に努めたい」と話しました。
宮崎日日新聞 3月20日より抜粋
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