日南市は4月2日、3ヵ月健診を同日に受診した市内の乳児35人に誕生祝いとして
地元飫肥杉製のおもちゃなどを贈りました。
同市とNPO法人日本グッド・トイ委員会が子育てに木を取り入れる
「ウッドスタート宣言」を1月に行っており、本年度から本格的な事業を始めました。
受け取った親たちは「木のおもちゃを子どもに買うきっかけになる」などと
喜んでいました。
同日は同市ふれあい健やかセンターでおもちゃの贈呈式がありました。
崎田恭平市長は「小さなころから木に親しむのは成長に良いといわれている。
子どもと一緒に楽しんでほしい」とあいさつ。
来場者代表で同市飫肥の会社員、高妻進哉(29)、敦美さん(24)夫婦と
長女の美玲ちゃんにゾウの形をした車輪付きの飫肥杉製おもちゃ「うごくぞー」などを
手渡しました。
高妻さん夫婦は「温かみが感じられ親しみやすいデザイン。
子どもが気に入れば木でできたほかのおもちゃも買ってあげたい」と話していました。
同市水産林政課によると、「うごくぞー」は同市内木工業者の手作りで、
高さ約12センチ、全長約15センチ。
飫肥杉の肌触りを楽しんでもらえるよう大部分に塗装は施しておらず、
木の香りも感じられます。
同市による同宣言は、綾町に次ぎ県内2例目。
本年度は事業費約320万円を計上し、市内の乳児約400人に
木製おもちゃを贈る予定だといいます。
宮崎日日新聞 4月4日より抜粋
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