宮崎市古城町と同市村角町で21、22日、神楽が奉納され、地元住民らが勇壮な舞を堪能しました。
古城町の古城中央公民館では21日、「古城神社神楽」(古城町自治会連合会など主催)が
開かれました。保育園児から80代までの神楽保存会メンバー約25人が、
笛や太鼓に合わせて「鬼神舞」「弓正護」など16演目を披露しました。
古城神楽は市の民俗芸能団体に登録されており、地区の五穀豊穣(ほうじょう)を
願う春神楽です。毎年春分の日に奉納されます。観客からは合いの手が入り、
演目が終わるごとに大きな拍手が湧きました。
毎週3回の練習に励み、「一本剣」を力強く待った古城小4年の押川蒼大君(10)は
「練習よりも上手にできた。5年生になったらたくさんの演目を覚えたい」と、
来年に向け意欲を見せました。
村角町の高屋神社(金丸勘解由宮司)では22日、春の杜日神楽がありました。
神社の境内に、竹を使ってハリヤと呼ばれる舞庭が作られ、
保存会の会員ら18人が17番を奉納しました。
五穀豊穣と厄よけに御利益があるとされる高屋神社神楽です。保存会員らは
2月22日から1ヶ月間毎日休まずに稽古を続けました。
斉藤志道ちゃん(6)は今年初めての参加です。扇や棒を持って
懸命に鬼神を舞う姿を家族や住民が温かく見守りました。
志道ちゃんは「最後に扇をなおすところが難しかった」と話していました。
(宮崎日日新聞 3月25日 抜粋)
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