樹齢約120年といわれる宮崎市・倉岡小(沖吉澄夫校長、179人)の
シロバナフジが今年も開花し、見頃を迎えています。
約180平方メートルの藤棚に大小の枝を広げ、
白く美しい花を咲かせています。
同校のシロバナフジは1889(明治22)年に地元住民から寄贈されました。
学校や児童、保護者ら地域住民が管理しており、1998年には
市指定天然記念物となりました。
11日には花見などを楽しむイベント「シロバナフジ物語」があり、地元住民ら
25人が参加しました。市西部地区農村環境改善センターで
北地域自治区地域協議会の窪田義秋会長(83)=同市金崎=からシロバナフジの
特徴や歴史について学んだ後、同校へ移動しました。根回り3・1メートルの
樹幹や、藤棚を覆い尽くす花に見入っていました。
夫と2人で参加した同市上北方の主婦、小牟田房子さん(72)は
「地域で一致団結して守られている花。美しいだけでなく、
子どもたちの情操教育にも良い」と話していました。
26日には樹勢を衰えさせないように児童や保護者が花を摘む予定です。
事前に学校の許可を得れば誰でも観賞できます。
(宮崎日日新聞 4月15日 抜粋)
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