農業や食について学ぼうと、日南市内の小学生が田植えに挑戦しました。9日は
吾田小(東嘉太郎校長、412人)、7日は榎原小(佐々木均校長、
39人)の児童が、それぞれJAはまゆう青年部らの協力で体験しました。
昔ながらの手植えを行い、農家の苦労を味わいました。
吾田小は5年生76人が、同JAの生産者が提供する約10アールの田で体験しました。
曇り空で肌寒い条件にもかかわらず元気よく田に入り、張られたロープに沿って、
もち米の苗を4、5本ずつ植えていきました。
8月に収穫し、来年1月に餅つきを行うという。初めての田植えという
青山晴翔君(10)は「難しそうだったれど慣れてきた。泥の中は
暖かい。収穫が楽しみ」と目を輝かせていました。
榎原小は、同校そばの学習田約3・5アールで、2~6年生35人が参加して
実施しました。上級生が下級生の手を引くなどしながら、田に入ると
「冷たい」「オタマジャクシ」などと大はしゃぎしていました。
横一列に並んでコシヒカリの苗を植えました。
同校によると、今後児童は草取りや観察を続け、8月の登校日に収穫します。
募金のため地域で販売するほか、調理実習で食べる予定といいます。
6年生の大鶴芽依さん(11)は「稲刈りが楽しみ。
小学校最後の田植えで思い出になった」と周囲に感謝していました。
(宮崎日日新聞 4月15日 抜粋)
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