第28回都城弓まつり全国弓道大会(都城観光協会主催)はこのほど2日間、
都城市早水公園体育文化センターで開かれました。
中学、高校、一般の部に全国から過去最多の計2886人が出場しました。
横一列に並んだ24人の選手が一斉に矢を放つ姿は圧巻で、
満員の観客席から熱い視線が注がれました。
全国で生産される竹弓の9割を占める「弓の町都城」を広くPRしようと
毎年開催しています。初心者からトップレベルの選手まで
誰でも参加できる国内最大規模の大会で、
今年は中学生991人、高校生620人、一般1275人が参加しました。
競技は1チーム3人の団体と個人で実施しました。初日は中学、高校の部が行われ、
道着にはかま、白足袋姿の選手たちは集中した表情で競技に臨み、
28メートル先の直径36センチの小さな的を狙って
1人4本ずつ矢を放ちました。
的中するたびに、会場からは「よっし」という掛け声や拍手が湧きました。
チーム3人の総的中数が4本で、決勝進出に1本足りなかった
宮田采奈さん(14)=三股中3年=は「緊張した。
予選通過はできなかったけど、
みんなで頑張ってきたので悔いはない」と目頭を押さえていました。
会場では国の伝統的工芸品に指定されている
竹弓「都城大弓」の展示販売もありました。
(宮崎日日新聞 4月24日 抜粋)
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