着物姿で風情ある城下町散策を楽しむイベントが4月26日、高鍋町でありました。
県内外の18人が舞鶴公園などをそぞろ歩き、歴史情緒を満喫しました。
交流サイト「フェイスブック」を通じて集まったグループ「着物で楽しむ宮崎」が
実施しました。たかなべ町家本店を出発した一行は、同町出身の
実業家・鈴木馬左也(まさや)(1861~1922年)の
別邸・真清閣や県内で唯一の水をたたえる城堀を巡り、
舞鶴公園を目指しました。
たかなべ明倫観光ボランティアガイドの会の岩切昭一会長が一行を案内しました。
旧高鍋藩校・明倫堂が輩出した人材が明治以降の日本近代化を支えたことや、
藩主・秋月家の中でも種樹(たねたつ)(1833~1904年)は、
明治天皇の侍読(教育係)を務めたことなどを解説しました。
約2時間をかけて黒水家住宅や秋月家墓地なども訪問しました。
宮崎市橘通東4丁目の染織こだま社長・児玉健作さん(35)は
「高鍋はポテンシャル(潜在力)が高いものの、まだ知られていない。
灯籠まつりなどに合わせた着物のイベントで高鍋の魅力を
引き出せるのでは」と話していました。
(宮崎日日新聞 5月3日 抜粋)
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