平安時代初期の819(弘仁10)年に創立された日南市板敷の
霧島神社(佐師正起宮司)で5日、「乱抗野霧島神社例祭」が開かれました。
子どもの健やかな成長を願い開かれる祭りで、毎年「こどもの日」に
開催されています。
上版敷・下版敷自治会(甲斐章勇、西衛信男氏子総代)主催です。澄み切った青空の下、
20以上のこいのぼりがはためく同神社は、多くの親子連れや
地元住民でにぎわいました。
標高約550メートルの山中に位置し、眼下に同市内を一望できる同神社があります。
サカキが飾り付けられ神楽で使用される女面や鬼神面など14の面が
おかれた神楽殿では、降神の儀に続いて22~86歳の8人の
舞い手たちが神楽を奉納しました。
勇壮な「鬼神舞」や「地割」、子孫繁栄を願った「杵舞」など10番以上が披露され、
詰め掛けた多くの観客たちが見守りました。
鬼神舞で使われ、ご利益があるといわれる「鬼神棒」を購入した日南市の
増田多美子さん(62)は「3歳と4歳の孫が生まれる前から、
この神社に来たいと思っていた。2人の健康を祈願した」と話していました。
会場では日南太鼓衆「爽空」の太鼓演奏の他、四半的大会も開催され
多くの愛好家たちが酒を酌み交わしながら腕を競っていました。
(宮崎日日新聞 5月6日 抜粋)
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