宮崎市・宮崎港で開催される「宮崎みなとまつり」(同実行委員会主催)に合わせ、
有人潜水調査船「しんかい6500」の支援母船「よこすか」(中村義行船長)が4日、
同港に初めて入港しました。みなとまつりが開かれる5日の午前10時半から
よこすか船内の一般公開があり、格納しているしんかい6500を
間近で見ることができます。受け付けは午後3時半までです。
よこすか、しんかい6500とも海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)の所有です。
入港直後によこすか船内であった歓迎セレモニーには関係者ら約20人が出席しました。
戸敷正市長が「さまざまなデータを持ち、功績を挙げている調査船を見学できるのは
市民にとって貴重な経験」とあいさつ、中村船長に宮崎牛5キロと
県産完熟マンゴーを贈りました。
中村船長は「みなとまつりにご招待いただき光栄。乗組員一同、多くの人に
船の魅力を伝えたい」と話しました。その後、船内見学があり、関係者が
操舵(そうだ)室や総合司令室などを見て回りました。
全長105・2メートル、幅16メートルで60人乗りのよこすかが
海洋に運ぶしんかい6500は全長約10メートル、
幅約2・8メートルで直径約2メートルの球状の操縦室に
操縦士2人と研究者1人が乗り込み、
水深6500メートルまで潜ることができます。
1989年の初潜航以来、太平洋や大西洋、インド洋で海底の地形や地質、
深海生物などを調査し昨年7月、通算1400回目の潜航を達成しました。
(宮崎日日新聞 5月5日 抜粋)
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