第34回日南市美術展(市、市教委主催)は16日、
同市木山の市生涯学習センター「まなびピア」で始まりました。
絵画、書、写真、工芸の4部門の力作が並び、
訪れた人を魅了しています。
24日まで、開館は午前9時~午後5時です。
日南市民と同市出身者、串間市民が出品しました。絵画52、書64、写真110、
工芸35点の計261点(無鑑査29点)がそろいました。
書部門で特選になった小玉麗子さん(上町)が新たに無鑑査となりました。
絵画部門の特選「出航の朝」は陰影を付けて、キャンバスいっぱいに船首を
港外に向ける漁船を描写しています。写真部門の特選「悪戦苦闘」は、
大雨で泥まみれのバイクレース途中で転倒するなど
文字通り悪戦苦闘している臨場感を伝えています。
書部門では、ダイナミックな文字から千字文のような繊細なものまで、
多彩な作品が一堂にあります。工芸では子どもの大きさほどの
素焼仁王像などが来場者の目を引いていました。
自身も写真を出品したいという宮崎市新別府町のパート矢野美香さん(40)は
「角度や構図など参考になる写真も多かった。特選作は荒々しい場面を
捉えており、私もこういう場面を狙えれば」と話していました。
同日は入賞者の表彰式もあり、25人が出席して、賞状と副賞を受け取りました。
(宮崎日日新聞 5月17日 抜粋)
コメント 0