日向夏ミカンや黒皮カボチャなど宮崎市の農産品を使った商品開発を進める
「スイーツプロジェクト」(みやPEC推進機構主催)が始まった。
市内の高校生や大学生ら約190人が参加し、1ヵ月かけて製菓のレシピを考案。
有名パティシエ指導の下、完成品を10月に市内のホテルで提供する。
農産物の活用を図るとともに学生らの技術を向上させる狙い。宮崎市の
シェラトン・グランデ・オーシャンリゾートの統括総料理長ギー・ショクさん(60)と
シェフパティシエ日吉正人さん(47)、兵庫県の人気菓子店
「パティシエ・エス・コヤマ」のオーナーシェフ小山進さん(51)が
講師となり、レシピの考案法や作り方を指導する。
23日は同市の日章学園高(有馬登志雄校長、1254人)でパティシエ科の
1、 2年生58人を前に、ギーさんと日吉さんが「どんな食感のデザートにするか
先に考えて」「種や皮など素材を無駄なく使って」などとアドバイス。
生徒たちは両シェフの製菓を試食し、作り方を学んだ。
1年の東玲香さん(15)は「市の特産品を生かして、食べた人が驚くような
商品を作りたい」と意気込んでいた。
生徒らは7月中にレシピを考案。審査の上、優秀作品は10月に同ホテルの
ビュッフェで期間限定スイーツとして提供される予定。
プロジェクトは昨年度に続き2回目。前回は学生の描いた商品イメージを基に
東京都の有名シェフパティシエがアイスケーキを作成。
同市のボンベルタ橘で、お中元商品として販売されているほか、
イベントなどで提供されている。
宮崎日日新聞 6月26日より抜粋
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