本県にまつわる神話や伝承に触れ、地元への誇りや愛着を育てる出前授業
「記紀みらい塾」(県主催)がこのほど、宮崎市の生目台中
(宮本綾校長、260人)であった。
古代文学を研究する県立看護大の大館真晴教授が講師を務め、1年生約
80人が神話や古事記の楽しみ方を学んだ。
大館教授は、源平の戦い(1180~85年)で敗れた武将・平景清が日向国に
流されたことを紹介。「源氏の繁栄を見たくないという思いで自分の
両目をえぐり、投げ捨てた場所が生目神社」と
地元神社の由来を説明した。
また、神武東征について「冒険して強くなる主人公は日本の昔話や現代のアニメ
にも多く登場する。現代のドラマや演劇でも、ストーリーの骨格と
なる部分は神話が色濃く影響している」と解説した。
藤島慶人君(12)は「生目神社の祭りに行ったことがあったが、神社の起こりを
考えたことがなかった。宮崎にまつわる神話がたくさんあることを
県外の友達にも教えたい」と話していた。
宮崎日日新聞6月27日抜粋
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