視覚障害について理解を深めようと、都農町・都農高(鶴田雄一校長、193人)の
生徒がこのほど、同町・都農南小を訪れ、6年生児童と
アイマスクの体験会を開いた。
高校生の指導の下、児童にアイマスクを装着してもらい、
視覚を遮った状態を再現するなど、障害や介助者の
役割について学んだ。
福祉系列などの3年生11人が指導に当たった。ワークショップを通じ、
福祉施設などへの就職を目指す生徒が、将来の役に立てようと実施した。
生徒は手作りのカードを示しながら、障害の種類や国内の障害者の人数を解説。
アイマスクを装着した児童に、ペットボトル内のビーズを指示通り
コップに移したり、ペンで顔を描いたりと、視覚を遮られた状態での
日常生活を体験してもらった。
障害者役と介助者役の2人一組となり、階段の昇降体験もあった。
階段につまずきそうになる児童もいて、佐藤奏弥君(11)は
「普段使っているけど、何も見えないと歩くのも難しい」と感想。
小西騎士君(17)は「小学生に教えることで、
障害についてあらためて気付いたこともある。
この経験を将来の仕事に生かしたい」と話していた。
宮崎日日新聞 7月18日 抜粋
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