税の意義や役割についての理解を深めてもらおうと
宮崎地区租税教室推進協議会(会長・渡邉澄雄宮崎税務署長)は29日、
宮崎市の宮崎西高付属中(篠原有三校長、239人)で
「租税教室」を開きました。
同校3年の生徒80人がサマーセミナーの一環として参加しました。「消費税」をテーマに、
消費者、税務署、事業者、税理士の意見を聞き、消費税増税が
与える影響などを多角的に学びました。
講師は宮崎税務署の中武宏之税務広報広聴官や宮崎法人会の
大迫雅浩青年部会長ら7人が務め、生徒は4つの班に分かれて順番に意見を聞きました。
この後、それぞれの意見を踏まえて、自からが増税に
納得できる、できないの立場を表明しました。
さらに「消費税が社会保障費としてきちんと使われているかを
監視するにはどうすればいいか」などと講師に質問し、
納税の意識を高めました。
徳山祐耀君(14)は「行政と事業者の立場で、消費税増税に対する意見に
大きな隔たりがあることが分かった」、池田達郎君(14)は「自分も
消費税の納税者なので、これからもっと理解を
深めたい」と話していました。
同協議会では本年度、宮崎市は国富町、綾町で小学生から社会人までを対象に、
約50回の租税教室を開催する予定です。
(宮崎日日新聞 7月30日 抜粋)
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