7月31日と8月1日の2日間、日南市の飫肥城下町周辺で、
飫肥中学校(重山史朗校長、196人)の2年生約60人が、
観光ガイドボランティアに挑戦しました。
訪れた観光客にクイズを出題し、観光案内をするなどして、
飫肥の魅力をアピールしました。
学習を通じて地域の良さを再確認して、コミュニケーション力を磨くのが狙いであり、
飫肥城、人物、食べ物などの5班に班分けされた生徒たちは、
城下町の各所へ向かいました。
飫肥杉班の生徒たちは大手門や由緒施設豫章館前で観光客にクイズを出題しました。
1978(昭和53)年に復元された大手門や城内の石垣にまつわるクイズが出され、
家族連れなどが足を止めて解答していました。
またおもてなし班の生徒たちは観光駐車場周辺で、
到着した観光客に地元で使われる方言と解説が書き込まれた
手作りのしおりと地図を手渡し歓迎しました。
中には郷土の偉人に扮(ふん)したり浴衣を着たりしている生徒の姿もありました。
城下町周辺には台湾や中国などから多くの外国人観光客も訪れていて、
生徒たちは積極的にあいさつを交わし記念撮影に応じていました。
浴衣を着て活動した田中唯楓(いぶき)さん(14)は
「外国人観光客は言葉が分からなくて大変だったが、笑顔で喜んでくれて良かった」と
話していました。
熊本県からツアーで初めて飫肥を訪れたという泉田和子さん(70)は
「熱心に活動する生徒たちの取り組みに感心した。
一生懸命説明してくれて勉強になった」と笑顔でした。
宮崎日日新聞 8月5日より抜粋
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