日南市・県立高等水産研修所(田中宏明所長)の研修生5人が2日、
県漁業調査取締船「みやざき丸」(竹井光広船長、199トン、18人)
に乗り込み、油津港から乗船実習へ出航した。
九州西方海域で9日間、操船訓練のほか漁労実習などを行う。
10日に帰港する予定。
参加したのは4月に入所した15~19歳の専攻科生2人、本科生3人。
同研修所の教官が引率する。カツオ一本釣り漁を体験し漁獲物の
処理や保存方法などを学び、航海・機関当直実習、海洋観測や
漁場調査も行う。
出発式では、油津港岸壁に研修生と教官、船員が整列。
田中所長が「4月から学んできたことを身をもって体験してほしい。
船長の指示は絶対で、乗組員として役割を果たして成長してほしい」
とあいさつ。
研修生を代表し専攻科の花山昇三さん(19)=宮崎市清武町出身=が
「実際の漁を体験し、必要な知識を身に付ける。強い船乗りになりたい」
と誓った。
岸壁では家族ら約20人が見送った。色とりどりの紙テープを実習生に
渡し「頑張ってこい」などと声を掛け、航海の無事を祈りながら
手を振っていた。
18日にも第2陣として本科生5人が実習に出航する。
(宮崎日日新聞 9月3日より抜粋)
コメント 0