延岡市北方町の延岡茶生産組合北方支部(甲斐正太郎支部長、6戸)の生産者2人が、新商品「赤しそ入り健康緑茶」とウーロン茶を発売した。二、三番茶を有効活用した取り組み。付加価値を高めた商品で茶農家の所得向上を目指す。
健康緑茶は同町の緒方武彦さん(49)が、夏バテ脳死のため飲んでいたシソジュースから着想を得て開発した。緑茶をベースにして、自家栽培の赤シソとステビアを独自の配合でブレンド。爽やかなシソの香りと緑茶のうまみが合わさった一品だ。
甲斐正太郎さん(45)は紅茶の風味に近いウーロン茶を新たに製造。国内で主流のウーロン茶は台湾系のもので発酵度合いが20~30%程度だが、解散のウーロン茶は50%まで高めた。緑茶の苦味が抑えられ、冷やして飲んでも口当たりが良い。
緒方さんと甲斐さんは「評判が良ければ、ほかの茶農家にも生産を呼び掛けたい。独自の商品で茶に興味を持ってもらう入り口となり、お茶文化のファンを増やせればうれしい」としている。
いずれも同町の道の駅「よっちみろ屋」や同市愛宕町の産直市場のべおかで販売している。健康緑茶は60グラム500円、
ウーロン茶は50グラム450円。
(宮崎日日新聞 9月3日より抜粋)
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