アフリカ・タンザニアのアルビノ(先天性白皮症)に苦しむ人の支援に取り組む
ガールスカウト県第2団は、同国からの留学生を招いた国際理解講座を
高鍋町中央公民館で5日間開いた。
33人が参加し、同国の歴史や文化を学んだ。
講師は昨年10月から宮崎大で日本語や日本文化を学んでいる
サラ・マヘンデカさん(30)。1961(昭和36)年に
イギリスから独立した歴史やセレンゲティ国立公園、
キリマンジャロ山など豊かな自然環境、グアバやパパイア、
バナナなどを使った料理などの食文化を紹介した。
19~21歳まで高等教育を受ける一方で「水くみなどの仕事に追われて、
学校に通えない子供もいる」などと厳しい実情についても語った。
色とりどりの四角い布を体に巻き付けるようにして着る
民族衣装「カンガ」を試着したり、思い思いの装飾を施した
「デコパージュ石けん」作りにも挑戦。
高鍋東小5年の冨田沙希さん(11)は「ヒョウやライオンなどの動物が好きなので、
いつかタンザニアに行って見てみたい。紫色の民族衣装もきれいだった」
と話していた。
同団は昨年、日光を浴びられず、差別を受けやすいアルビノのために
衣類などの物資を送る運動を展開。今後も相互理解のための講座のほか、
募金など何らかの形で支援を継続するという。
(宮崎日日新聞 9月9日より抜粋)
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