えびの市内で保育園などを運営する社会福祉法人えびの福祉会(紫雲徹然理事長)は、
10月1日から同市で病後児ハウス「さくらんぼ」の運営を開始します。
同市では始めての病後児保育の受け入れ施設で、市内の子育て世代の
働きやすい環境づくりへ期待が高まっています。
病後児保育は、病気の回復期にあるが集団保育が困難な子どもを、仕事を休めない
保護者に代わって保育士や看護師が預かるものです。同福祉会は
同市栗下の民家を改修し、市の委託を受けて事業を運営します。
施設は木造平屋建てで、そのうち400万円を補助金を利用し助成しました。
個室5部屋を準備し、各部屋にベッド、子ども用のトイレ、洗面台を
設置しているほか、事務室やホールもあります。
ヒノキ材を使った温かみのあるつくりが特徴で、
全館バリアフリー化してあります。
28日には完成に伴い見学会が開かれ、市関係者など約20人が参加しました。
同福祉会の紫雲眞弓理事(72)は「保護者から相談を受けることも多く、
ようやく長年の念願がかなった。施設は明るい雰囲気のつくりで、
病後で不安定な精神状態にある子どもが
安心できるような環境が整った」と話していました。
施設には看護師、保育士各1人が常駐し、日曜と祝日は休園します。
生後2ヶ月から小学校6年生までが対象で、定員は4人です。
利用料は1日2千円で、医師の連絡表のほか、健康保険証などが必要です。
お問い合わせは同施設 TEL 0984(35)1219 です。
(宮崎日日新聞 9月30日 抜粋)
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