都城市太郎坊町、都城健康サービスセンター医長の栗谷耕児さん(58)は、
野球をテーマにした小説「魔法のピッチングフォーム」(鳥影社刊)を
このほど出版しました。栗谷さんの作品が書籍化して
出版されるのは3作目になります。
近作はプロ野球の中継ぎ投手が主人公で、苦労し紆余曲折を経ながらも
投手として成長していく姿を描いています。
ペンネームは星こうすけです。物語は「福の神」から”不思議な力”を
与えられるといったファンタジー要素を盛り込みながらコミカルに描く一方、
主人公は力を与えられつつも順風満帆とはいかず、
誠実に向き合いながら理想とするピッチングフォームを身に付けていきます。
表紙に描かれている投手のシルエットは、栗谷さんが家族を通じて知り合い、
千葉ロッテなどで活躍した川崎雄介さん(宮崎南高校出身)をモデルにしています。
栗谷さんは「主人公は無駄と思われる経験をたくさんしたが、
その経験を積み重ねたことで最終的に理想のフォームを手に入れた。
読者には人生で無駄なことは何一つないことを
感じてもらえれば」と話しています。
栗谷さんのこれまでの作品は一部を除きインターネットで公開しています。
(「星空文庫」「星こうすけ」で検索)
「魔法のピッチングフォーム」は181ページで、1404円です。
(宮崎日日新聞 10月1日 抜粋)
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