串間市宮ノ浦地区の津波防災訓練は15日、同所でありました。
住民や同市、串間署の関係者ら約120人が参加。
新たに整備した避難路などを試したほか、講話や消化訓練などで防災意識を高めました。
同市が毎年2回、沿岸部2地区で行っている津波防災訓練の一環で、
訓練は同日午前9時、日向灘沖を震源とするマグニチュード(M)9の地震が発生し、
大津波警報が発令されたとの想定で行いました。
地区の防災行政無線から「
東日本大震災クラスの津波が来ます」などの広報が流れると、
住民らは高台の避難所4ヵ所に急いで移動しました。
このうち国道448号に設けられた避難所までは、
市が昨年整備した避難路を利用しました。
また、アマチュア無線愛好家らでつくる同市防災無線ボランティアの会員5人は、
無線を使って避難状況などを同市災害対策本部へ伝達。
串間署による警察防災活動の講話や、市内防災士による消化訓練もありました。
宮ノ浦自治会長の山本さん(70)は「
地区内には高齢者が多く、
避難所までの急な坂は少々きつい。防災意識を高めるには、訓練を繰り返すことが必要」
と話していました。
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