古事記をテーマに全編を県内で撮影したダンス映画「
神話の国の子どもたち」が
完成しました。
出演は小学2年から高校1年の86人。
来年3月21日から宮崎、鹿児島県の5館で先行上映し、
同6月頃から全国公開されます。
プロデューサーの坂上さんらが「
宮崎になじみ深い古事記神話を、
感受性豊かな県内の子どもに演じてほしい」と企画しました。
出演者のうち約80人は、県内を中心にダンス学校などに通う小中学生らで、
オーディションで選ばれました。
映画の内容は、兄弟げんかをする山幸彦と海幸彦に怒った天照大神が、
大人たちを子どもの姿に変えてしまったという設定です。
山幸彦と海幸彦が互いに争いながら成長する姿や、神話にちなみ、
竜宮城に暮らすトヨタマ姫やタマヨリ姫との恋模様も描かれます。
ロケは西都市の西都原古墳群や宮崎市の蓮ヶ池公園、
日向市の大御神社などで行われました。
古代衣装を身にまとってダンスする場面が多く盛り込まれています。
タマヨリ姫役に抜てきされた宮崎市の小学5年、戸高さん(11)は
「
すてきな役を演じさせてもらい、本当に感謝しています。」と話していました。
先行上映は、
宮崎セントラルシネマ(宮崎市)、宮崎キネマ館(同)、
延岡シネマ(延岡市)、シネポート(都城市)、
天文館シネマパラダイス(鹿児島市)で行われます。
宮崎日日新聞 12月11日より抜粋
コメント 0