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高鍋町 出店促す組織へ変革 [高鍋町]






 経済産業省の「がんばる商店街30選」に選ばれるなど、高鍋町まちなか

商業活性化協議会(小澤正隆会長)の活動性成果は

形に少しずつ表れ始めました。

県外からの視察が多く訪れ、テレビなどのメディア露出も増えました。

ただ、商店街に向けられる視線は依然として厳しいです。

 2010年に協議会が行った消費者動向調査では、回答した

町内家庭490世帯のうち、約6割が商店街を

「ほとんど利用しない」と

「利用しない」と回答。

その理由として「何を売っているか知らない」「欲しいものがない」など列挙しています。

 実際、今も人通りの少なさは大差ない。

協議会は「まず各店舗を知ってもらわないと」と今月、

20年近く途絶えていた福引を復活させました。

商店によっては配布から数日で抽選券がなくなるなど、商店街に再び

消費者の目が向く契機になりました。

 高鍋商工会議所職員で、協議会発足の半年後から現在まで担当している

小田正剛さん(29)は「イベントも大事だが、商店街に

新しい血が入ること、店舗を増やす取り組みも重要」と、

新規出店の相談にも取り組んできました。

 町内3商店街の店舗数は協議会発足前の2007年には96店舗で、

その5年前から10店舗も減少。

現在103店舗にまで回復してきました。

新規店の1つで、昨年6月、甘味処「だっくす」を開いた

橋本善輝さん(35)は宮崎市出身。

往年の商店街は知りません。

 それでも通行量の多い国道10号沿いでなく、商店街を選んだのは、

町の助成や良好な物件が空いたことも要因。

一方では「地元出身の妻から「昔はすごい人通りだった」と聞きます。

若い人、子どもたちが少しでも歩く町にしたい」と

自身も活成化の担い手として

意気込みます。

 ただ、空き店舗が減った一方で、商店街には駐車場や更地も増え、すぐに

入居可能な物件は希少になりつつあります。

所有者との間に立ち、意欲ある担い手を呼び込む組織こそ、

協議会の未来図といいます。

 小澤会長(34)は町家本店の運営や、スイーツ、町並みづくりなどの

活動をまずは軌道に乗せることが重要とした上で、「協議会は

将来、土地や物件を紹介し、商業者を育てる

まちづくり会社にしていきたい」との構想を抱く。

活性化は道半ば。「30選」など一定の

評価は受けたが、むしろ正念場はこれからです。


宮崎日日新聞12月13日より抜粋






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