高鍋町・高鍋高(早日渡志郎校長、765人)の探究科学コース2年生
43人は、各自が1年間かけて研究してきた成果を発表する
課題研究発表会を20日、初めて行いました。
多くの保護者や中学生が訪れ、多彩な研究内容に聞き入れました。
同コースは課題解決能力や分析力、自ら学ぶ力を
向上させるため昨年4月に新設。
語学や教育、社会学、物理、農学など9分野で自信が自由にテーマを設定し、
今年1月から研究を進めてきました。
発表する生徒は壁面に内容をまとめたポスターを掲示して説明する
「ポスターセッション」と呼ばれる形式で、
各自が質疑応答まで含めて13分の
持ち時間で発表しました。
このうち、教師を目指している黒木陽介君(17)は「生徒の心を掴む
言葉とは」のテーマで、どう教えれば学習意欲が湧くかを研究。
約200人へのアンケートを通じ、中学生は教師に行動を
助けてほしい、高校生は認めてほしい
傾向をつかみました。
さらに「生徒を肯定し、称賛する言葉が意欲を向上させる」と結論づけました。
また日本語教師を目指す矢野綾香さん(17)は
「ALT(外国語指導助手)にひらがなを
教えよう」のテーマを研究。
挿絵付きの単語帳やかるたなどを工夫しながら読み書きが上達する過程を報告。
「日ごろから日本の歴史や文化、相手国の文化や言葉も知っておく
必要があると感じた」と話していました。
宮崎日日新聞12月24日より抜粋
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