本年度の九州地区農業大学校プロジェクト・意見発表会
(九州地区農業大学校協議会主催)はこのほど2日間、
宮崎市のメディキット県民文化センターでありました。
九州内の農業大学校から25人が出場しました。高鍋町の県立農業大学校
(山内年校長、105人)からはプロジェクト発表3人、
意見発表1人の学生が参加し、農業に懸ける決意や
1年間の研究成果を披露しました。
「鉢植えミニトマト導入による経営改善の可能性」を発表した園芸経営学科2年の
長谷川哲司さん(20)は宮崎市の実家でキュウリを栽培しており、
6~10月が未収益期間です。
この間に、新鮮で必要分だけ収穫できる鉢植えミニトマトを少人数世帯向けに
販売することで、経営改善できるかを検証。
「追肥に課題はあるが、補完品目として可能性は十分にある」と結びました。
黒毛和牛にササを給与する試験を行ったのは畜産産経営学科2年の
杉下悟さん(19)と薮内健晶さん(19)です。
2頭に初夏の柔らかいアヅマザサに糖蜜と乳酸菌を加えて発酵した餌を与え、
別の2等と比較しました。体重・体高とも標準を上回りました。
「抗菌作用があり、下痢予防にもつながる」などと発表しました。
意見発表した園芸経営学科1年の江藤汐里さん(19)は花卉(かき)栽培を通じ
「花の素晴らしさを発信する花育を目指しています。
女性でも農業で輝けることを証明したい」と夢を語っていました。
宮崎日日新聞 1月31日より抜粋
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