強姦罪などに問われた宮崎市恒久、オイルマッサージ店経営土屋被告(44)の公判は
5日、宮崎地裁で開かれました。
土屋被告は、自身の私選弁護士が強姦被害者側に対し、
示談金ゼロでの告訴取り下げを条件に、犯行の様子を写したビデオの処分を提案した
起訴前の示談交渉に言及しました。
当初は「
起訴されないと思っていた」とした上で、「
被害者の身を思って働き掛けがされた」
と述べ、弁護側の被告人質問に答えました。
交渉では、弁護人が被害者側に「
無罪の決定的証拠であるビデオがある」などと伝え、
告訴取り下げを求めたとされます。
その後、金銭交渉もありましたが結果的に示談は決裂、起訴に至っており、
土屋被告はビデオの原本について「
示談成立なら処分を考えたが、
決裂したのでそういうつもりはない」とも述べました。
一方検察側の被告人質問では、「
ビデオを(逮捕前に)県外の家族に送ったのでは」との
問いに「
武器として使うためにどうしようかと思っていた」と説明。
ビデオの存在を捜査側に伝えなかったのは「
裁判の時に出そうと思っていた」、
被害者から撮影の承諾を得たかは「
強姦に関係ないので答える必要はない」と述べました。
土屋被告は2013年12月16日、20代の女性客に乱暴したなどとして起訴され、
起訴内容を否認し争っています。
*1月17日の記事に関連記事が書かれています。
宮崎日日新聞 2月6日より抜粋
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