2月7日に宮崎市の市役所で災害時に市民がSNSに書き込む情報を基に、
宮崎市が必要な対応を指示する訓練がありました。
防災士や学生、市職員ら約70人が参加。
インターネット上の専用掲示板に専用掲示板に書き込まれた被害状況を分析し、
適切な指示につなげるための流れを確認しました。
訓練は台風の影響で猛烈な雨が降り、
突風などで市内各地に被害がもたらされると想定。
参加した市民約60人が、タブレット端末やパソコンを使って
掲示板に「大淀川の堤防が決壊しそう」などと書き込んだり、
現場の写真を添付したりしました。
隣の会議室には市危機管理課や消防局職員が待機。
パソコン上の地図に、書き込まれた地名や状況が表示されるシステムを使い
「土砂崩れが起きているので清武町には近づかないように」
「避難場所は中学校の体育館です」などと書き込み、
必要に応じて消防隊を出動させたり避難勧告を発令したりしました。
市はシステムの導入を検討しています。
同課の岡田繁樹課長は「写真の投稿などで現場の状況を詳しく知ることができた。
書き込みの信頼性をどう判断するかが課題」とし、
参加した宮崎学園高3年の山本翔太さん(18)は
「情報を端的に書き込むよう心掛けた。
自分がいない場所の状況をつかめるので便利」と話していました。
宮崎日日新聞 2月8日より抜粋
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