都農町・都農小(西村誠一校長、230人)は、地元雅楽愛好家でつくる
「おすず雅楽会」(長友謙二代表、9人)と連携した音楽の授業を
このほど初めて実施しました。珍しい伝統の楽器を手に取り、
吹くなどした児童らは、教科書やCDを使った授業とは
異なる本物の響きを楽しみました。
同会が同校近くにある都農神社を拠点に練習などの活動を行っていることから、
伝統ある地域資源の活用や古里を愛する子どもの育成を
目的に企画です。同神社職でもある会員3人が
同校を訪問し、6年生の音楽の授業に
参加しました。
会員は雅楽で使う竜笛、笙(しょう)、ひちりきを持参し、それぞれの音が天から
差す光や人の声を表現していることなどを講義。会員が独自な
譜面について説明し、授業で学ぶ「越天楽」などを実際に
演奏すると、児童は生の音色にうっとりと
聞き入っていました。
児童が楽器の内部をのぞき込んで管の仕組みを学んだり、息を吹き込んで音を出すのに
挑戦したりする時間もあり、高田優佳さん(12)は「普段聞けない
音が聞けて面白かった」と喜んでいました。
宮崎日日新聞 2月7日より抜粋
コメント 0