交差点改良工事が行われている宮崎市の国道10号江平五差路で、
大規模な渋滞が発生しています。
週明けに加え雨となった16日朝は、江平五差路から花ケ島町の宮崎北バイパスまで、
約3キロにわたり車の長い列ができました。
ドライバーや沿線の店主からは「
仕事に間に合わない」といった懸念の声が漏れます。
一方で歩行者と車両を分離する方式になったことで「
安心して横断歩道が渡れる」と
歓迎する意見もあります。
渋滞が起こっている江平五差路↓
県警によると、同交差点の交通量は平日1日当たり約5万8700台。
歩行者巻き込みや横断待ちの車への追突事故を防ごうと、
交差点東側を渡る横断歩道を2段階に分けた上で、
歩車分離式の矢印信号が設置されました。
信号サイクルが長くなったのに加え、交差点北川入り口の2車線を左折専用にしましたが、
左から2番目の車線に入る車が少ないことが車の流れを妨げているとみられます。
実際、国道10号を南進する車の混雑が目立ち、
利用者によると、朝夕のピーク時には同交差点から花ケ島町付近まで
約3キロ渋滞が発生しているといいます。
仕事で営業先を巡る際に同交差点を毎日車で走っているという
同市赤江、会社員中田さん(32)は「
混雑しているため車線を変えて右折するのも
難しい。取引先との約束の時間に間に合わないことも考えられるので、
早く改善してもらいたい」とため息を付いていました。
一方で、週数回は同交差点を歩いて通るという
同市花殿町の嘱託職員平林さん(71)は、「
以前は横断歩道を渡っている途中に
車が来て怖かった。新しくなって心配せずに通れるのでありがたい」と歓迎していました。
県警交通規制課は、午前7時~午後7時に警察官を配置して交通指導を行っており、
利用者が通行に慣れるまで継続していくといいます。
同課は「
交差点を監視し、信号の点灯時間を調整するなどしてスムーズな通行を促したい」
と話しています。
宮崎日日新聞 2月17日より抜粋
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