県内市町村で唯一中高連携モデル地区に選ばれている串間市の中高連携推進研究会がこのほど、
福島高で初開催されました。県教委と市教委、福島高、市内小中学の教諭ら約60人が
参加しました。先進地視察報告や班別協議を行い、
中高連携について理解を深めました。
県内では五ヶ瀬中等校が中等教育学校、宮崎西高と都城泉ヶ丘高は付属中を
置く併設型で中高一貫教育を実施しました。
県は県立校と市町村立校で教育課程編成を協議し、教員・生徒間交流を深める連携型中高一貫教育校の
在り方を模索しようと、2014年度から同市をモデル地区に選定しています。
同市は市内6中学校が現在の福島中1校になる2017年4月から福島高との連携型中高一貫校を
目指す考えです。研究会では大分県由布高と由布市の3中学が取り組んでいる連携型中高一貫校の
視察内容が発表されました。同校を訪問した教諭が「由布市役所の職員採用に由布高枠が
あった」「中高の教諭3人で1クラスを教えていた」などと紹介しました。
教諭から連携型中高一貫の内容に質問が出されました。市教委は「福島高の入試が小論文試験になるなど、
簡易になる可能性がある」「中学で高校の授業内容を教えることはできない」などと伝えました。
最後に参加者は教科別10班に分かれ、どういう連携が最も有効か議論しました。
都成量学校政策課長は「串間にとって大切な福島高存続のためにも
中高一貫教育校を実現させたい。県と市で協議し、
手続を進めていく」と話しました。
(宮崎日日新聞 2月25日 抜粋)
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