2013年に宮崎市街地のマンションで女性を殺害し、
遺体を損壊するなどしたとして、殺人と死体損壊・遺棄などの罪に問われた
同市吉村町、無職金丸真菜美(24)、住所不定、無職阿部裕美(23)の
両被告の裁判員裁判第7回公判は18日、宮崎地裁で開かれました。
2人の証言から、遺体の損壊が住所不定、無職東竜二被告(29)の
誘導で決まった状況が明らかになりました。
阿部被告は被害者が亡くなったとされる同8月15日、東被告が「
捕まるか隠すか。
隠すならばらす(損壊する)しかない」と2人に話したと説明。
最終的に金丸被告が「
隠す。ばらす」と答えたといいます。
この時の状況について今の心境を問われた阿部被告は
「
(東被告が)それを言わせようとしていたとしか思えない」と述べました。
金丸被告は同日、東被告の指示によりインターネットで
「
完全犯罪」「
腐敗臭」などと検索、その内容を東被告に伝えたと説明しました。
遺体損壊を誰が決めたかは「
思い出せない」とする一方、
「
(東被告から)捕まるか、俺らと一緒にいたいかと聞かれ、
一緒にいたいと答えた」としました。
さらに「
(東被告の言動から亡くなったのは)自分のせいだと思っていた」
「
(損壊は)自分がやらなくてはと思っていた」とも話しました。
同日の公判では、遺体を司法解剖するなどした医師らの証人尋問も実施。
胸や腕、太ももなどに生前のものとみられる多数の骨折痕、
打撲痕があった状況が説明され、同13~15日の被害者の状況について、
医師は「
外傷性ショック状態に陥っていたものと考えられる」と述べました。
*同日19日の記事に関連記事が書かれています。
宮崎日日新聞 3月19日より抜粋
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