高鍋町の高鍋湿原が開園し、黄色いサワオグルマが春の訪れを告げています。
湿原は無料で観賞でき、閉園する10月31日まで約30種のトンボや
約400種の稀少植物を季節ごとに楽しめます。
キク科のサワオグルマは、寒さのため例年より開花が遅く現在は二分咲き。
これから徐々に咲き、4月中旬には園内一帯を黄色く染めるといいます。
5月からは国内最小トンボのハッチョウトンボ、
夏には絶滅危惧種のサギソウなども楽しめます。
来園1週間前までに10人以上で同町社会教育課に申し込めば、
湿原の植物や生物に詳しい「高鍋湿原ボランティアガイドの会」から
案内を受けられます。
同会は今後、月1回の研究会の際に草を刈るなどして
維持・管理も協力するといいます。
昨春から湿原について学ぶ講座に参加し、
4月から本格的にガイドとして活動する同町北高鍋の臼山元義さん(73)は
「湿原の貴重さや保全する意味なども伝えていきたい」と話しています。
ガイドの申し込み:高鍋町社会教育課
0983-(23)-3326
宮崎日日新聞 3月31日より抜粋
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