小林市は、移住希望者向けに運営している空き家バンクの登録件数を伸ばそうと今月、
情報提供者や所有者を対象に、登録謝礼金制度を始めました。
登録につながれば5千~1万円を情報提供者や所有者に支払います。
移住者増や空き家減少につなげるのが狙いです。
開始から1カ月足らずだが、情報提供や登録手続きが
増えるなど、効果を見せています。
制度には2つのケースがあります。空き家所有者と情報提供者が異なる場合は、
情報提供者が所有者の承諾を得て所在地や所有者名、
連絡先を市民協働課に連絡します。
期間5年以上の登録が完了すれば情報提供者と所有者に各5千円支払います。
所有者が直接同課に連絡する場合は、1万円が支払われます。
本年度当初予算で10万円を組みました。
移住者向けの住宅として活用可能な空き家が条件です。同課によると、既に
6件の情報提供があり、3件は登録に向けて手続きが進んでいます。
バンクは2011年度から運営しているが、登録件数は累計18年と少なかったです。
一方で移住希望者から住宅に関する質問は多いです。庭や家庭菜園付き、
畑に隣接する住宅など、家庭構成や年齢などによって
さまざまな希望があるといいます。
登録件数を増やし、住宅の選択肢を広げるため、制度を始めることにしました。
同課の種子田宗希主事は「空き家が増えれば、地域の防犯や安全面の課題にもなる。
老朽化して人が住めなくなる前に登録してもらい、
空き家減少につなげたい」と話しています。
(宮崎日日新聞 5月30 抜粋)
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