小林市須木地区の運動会が27日、10年ぶりに復活しました。
地域の活性化につなげようと、すきむらづくり協議会(金松勲会長)が主催しました。
須木小運動場に住民約500人が天釣り、スポーツを通して親睦を深めました。
旧須木村では毎年、村民が参加する運動会が開かれていたが、
2006年3月に小林市と合併すると途絶えてしまいました。
同地区では人口減少が進み、さらに1日現在の総人口1794人のうち65歳以上は
43・1%と高齢化が進行しています。若者から高齢者まで住民が集うことで
地域全体が支え合うきっかけをつくろうと、同協議会の
元気づくり部会が昨年から復活に向けて準備を進めてきました。
同日は10区を4つの団に分け、保育園児から高齢者まで年代別にリレーや
障害物競走など11種類の競技を実施しました。競技が始まると、
住民たちは出場者に大きな声援を送っていました。
競技の合間には応援合戦もあり、久しぶりの運動会は盛り上っていました。
「トラックバスケット」に出場した会社員、谷口さおりさん(34)は
「体を動かすのは久しぶり。運動会が復活してうれしい」と笑顔でした。
金松会長は「運動会がなくなってからは、住民が集う機会が減っていた。住民に
楽しんでもらうため、来年の開催も考えたい」と話していました。
(宮崎日日新聞 9月29日 抜粋)