川南町・川南小(坂本幹夫校長、473人)の3年生92人は5月27日、
同町の川南遊学の森で森林環境を学習する授業を行いました。
県緑化推進機構のガイドと一緒に森を探索し、森に生える植物や野鳥を観察しました。
最初は、丸太小屋で森に生える樹木の種類について学習。
「はがきの木」と呼ばれるタラヨウの葉の裏に文字を書く体験もあり、
竹串で引っかくと文字が黒く浮かび上がる現象に、
児童たちは驚きの歓声を上げていました。
森に入ると、両脇に木々が生い茂る遊歩道を
ガイドの説明を聞きながらゆっくりと散策。
シカが木の幹に体をこすりつけた跡を見つけ、
児童が熱心に質問する場面もありました。
大きなミミズを発見し大騒ぎしたり、ササの葉でささ舟を作ったりと、
大自然を満喫した様子でした。
繁富涼子さん(8)は「メジロやウグイスも観察できた。
木に張り付いたコケも触ってみた。
初めて見る物が多くて、すごく勉強になった」と話していました。
川南遊学の森は、森林と触れ合い、自然体験活動の場として県が整備した施設。
同校では地元の自然に実際に触れ、理解を深めようと、
3年生を対象に毎年実施しています。
宮崎日日新聞 5月30日より抜粋
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