西都・児湯地域の中枢医療機関「西都児湯医療センター」(長田直人理事長)の
他方独立行政法人移行に向けた評価委員会(委員長・黒木正善市議、5人)の
第4回会合は28日、西都市役所でありました。
センター側が市に提示した病院経営の柱となる「中期計画」(2016~18年度)の
素案が示され、新法人では18年度までに常勤医師5人体制を目指すとしました。
新たに示された中期計画の素案では、18年度までの目標値などが明記されました。
最大の懸案事項になっている常勤医師数については
現在3人から5人に増員しました。
西都児湯医療圏から4割の患者が流失していることを踏まえ、
目標の救急車搬送件数を現在より約200件増の900件としました。
また、専門医や認定医、認定看護師などの取得数も増やすことや「地域医療連携室」の
設置も明記しました。医療の質向上のため、院内外の連携を
効率化する「クリニカルパス」の導入も促進するとしています。
出席した委員からは「プロセスや研究の内容なども評価の対象にできるよう計画の表現を
検討してほしい」などの意見が上がりました。評価委では今後、
素案で示された目標値などを精査しながら、
計画に対する意見を取りまとめます。
また、会合では、過去3回の会合と市民からのパブリックコメントが基に
新法人の運営方針として市がまとめた「中期目標」案を了承しました。
(宮崎日日新聞 5月30日 抜粋)
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